慰霊の日

青空に湧き上がる入道雲のように気分が高揚する7月と違い、
8月はどこかもの悲しい月であります。
それは、8月が原爆の日、お盆、終戦の日という死者を身近に感じることが続くからかもしれません。

7月15日は終戦の日。
境内、御社殿に向かって右にある石碑が「忠魂碑」です。
氏子の方で戦禍に倒れた方々のお名前がおひとりおひとり刻まれております。




あの戦争に対し、さまざまな思いや解釈がありましょう。
しかし、個人の思いや力ではどうにもならなかった状況の中で、大切な人を守るために戦場に赴いた方々にはただただ感謝の祈りを捧げます。
また、その方々を思い、待つしかなかった家族の方々、その心の強さも尊敬いたします。



忠魂碑の周りに咲く花々は氏子有志の方々のお世話によるものです。

いつまでも平和な来村の郷でありますようにと願わずにはいられません。

お盆

お盆ですね。
ご先祖さまの御霊(みたま)がこの世に帰ってくる日だと言われています。
お盆というと、仏教行事だと思う方が多いかもしれませんが、実はこの行事、日本古来の神信仰と仏教行事のハイブリッド、決して仏教だけのものではありません。
お盆には、キュウリやナスで作った乗り物を用意し、盆棚や精霊棚と呼ばれる祭壇=お盆の間過ごしてもらうお部屋をしつらえ、夏野菜で作った料理や果物をお供えします。
これは親しい人を自宅に招くのと同じ手順。日本人は亡き人との別れの距離をそう遠くないものだと考えていたのではないでしょうか?

当家でも先代宮司の中元祭を行いました。
仏式ではお供えはナマグサものの無い精進料理ですが、神道ではそうではありません。
好物だった桃や葡萄を「今年の味は…」なんて言いながら食べている頃かと思います。

撮影:晴



お盆の盆棚や精霊棚、宇和島でまだ行っている地域やお家はありますでしょうか?20年くらい前に薬師谷で見たことがあるのですが、ご存知の方、いらっしゃると教えていただければ嬉しいです。
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